12月6日（金）、江戸川区中小企業DX応援隊セミナー「工場見学で学ぶ！製造現場のDX！」を開催いたしました。今回は埼玉県川口市の精密板金加工会社「株式会社フジムラ製作所」様の全面協力のもと、DX工場見学会を実施いたしましたので、その様子を一部お届けいたします。

************************************************************************************************************************ 江戸川区中小企業DX応援隊セミナーは、中小企業の皆様を対象にDXの基本から応用まで、幅広いレベルの企業様に役立つ情報を提供します。
DX推進のきっかけや考え方のヒントとなる、具体的な事例や実践的な内容をお届けします。 ************************************************************************************************************************

本社工場入り口に集合後、セミナールームにて、フジムラ製作所 専務取締役 内山裕様より会社のご紹介、DXの取り組みについてご説明をいただきました。DXを進めるきっかけやその過程での苦労、DX導入後の効果など、大変興味深いお話しをお伺いしました。

続いて今回のメインテーマ、工場見学！稼働中の3つの工場を見学させていただきました。

「フジムラ製作所では工場長はいないんです」という言葉に驚く一同でしたが、カギとなるのは、全社共通の生産管理システムとのこと。
製造工程の進捗を管理・共有するため、作業者はマイタブレットで作業の開始・完了のボタンを押します。休憩などで中断したときもボタン1つで記録ができます。
各人が入力したデータは集約され、現場のモニターに一覧として表示されます。
どの製品がどの工程にあるのか、納期に対して遅れていないか等、一目で把握できるという仕組みです。

生産管理システムを導入した結果、状況をリアルタイムに把握できるようになり、状況に応じた部署間での人員横断など、適切なリソース配置につながったそうです。
また情報の見える化により、計画的な製造が可能になり残業時間の削減にも貢献したといいます。第五工場では最新ロボットを使った溶接の様子も見学させていただきました。人とロボットがそれぞれの得意な作業を役割分担することで、製品の質や生産性の向上につながっています。

参加者の皆様からは、「DX導入の効果を実際に見て、工程管理など情報の共有化が出来ている点が大変参考になった」「タブレットの活用方法と、改善提案をボトムアップで上げられるようにする仕組み作りが参考になった」
等のお声をいただきました。

株式会社フジムラ製作所の皆様、ご協力いただきましてありがとうございました。